2012年4月27日金曜日

童夢カーボンマジック訪問

宇宙システム研究室 修士1年 加藤です.
4/27に童夢カーボンマジックに行ってきました.
場所は滋賀県の米原市というところです.

現在本研究室では,火星探査航空機の主翼構造の試作や
WIRES#015の構造設計等を童夢カーボンマジックさんに
依頼しているため,今後の方針について打ち合わせを行いました.

国産初のスーパーカーがお出迎え「童夢 零」
車好きにはたまらないですね













幻のF1マシン「童夢 F105」












非常に高いCFRP成形加工技術を有しています












火星探査航空機の試作翼に使用されるCFRP製リブ












火星探査航空機の試作翼に使用されるCFRP製スパー



















打ち合わせ終了後,工場内を見学させていただきました.

童夢には風流舎という風洞施設があります.
そこで今年のルマン24時間レース(世界3大レースのひとつ)
に出場するためのレーシングカーを開発していました.

レーシングカーの開発現場を生で見れて感激です












今年のルマンは6/16(土),17(日)に開催されます
楽しみですね













風流舎の外は歴代の名車たちの
展示スペースになっていました
















スーパーカーに乗れてご満悦な深山


















他にも設計室や大型オートクレーブ,CFRP成形の工程etc…,
挙げだしたらキリがないぐらい多くの設備を見学することができました.
工場内で何回「すげ~!!」って言ったか分かりません.


童夢カーボンマジックの皆様,
貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました!

2012年4月20日金曜日

宇宙クラブ「ASAK」発足

宇宙システム研究室 修士1年 加藤です.
今回は宇宙クラブ「ASAK(アサック)」の紹介です.

「ASAK」…Aeronautics and Space Association of Kyutech
本研究室が今年度に立ち上げた学部1~3年からなる学生団体です.
新入生から宇宙に親しめるようなサークル活動を目指しています.

これまで行ってきた学生ロケットプロジェクト(フランスロケット競技会)
を発展させた宇宙クラブということで,有翼ロケットプロジェクトの手伝い
などをしてもらっています.


4/20にASAK入部希望メンバーの研究室見学を行いました.


想像以上の人数が来てくれて驚きました.
今,宇宙って人気があるみたいですね.

普段お目にかかれないロケットに興味深々



























有翼ロケットプロジェクトについて説明中の石橋さん















ASAKは全学科にオープンです.
それぞれの学科の特色を生かして,プロジェクトを盛り上げていきましょう!
宇宙に興味のある学生は気軽に研究室へ来てくださいね.

2012年4月6日金曜日

新入生歓迎会

宇宙システム研究室 修士1年 加藤です.
HPの更新が遅れましたので,過去に遡りながらのブログ更新となります.

4/6は新入生歓迎会兼花見ということで
シス研恒例の夜宮公園バーベキューを行いました!
今日もいい天気.桜満開です.













今年は新たに7人の若者が宇宙システム研究室メンバーとなりました.
M1:平田,水本
B4:忽那,高橋,深山,牧園,山崎

左から,高橋・忽那・山崎・深山・水本・平田,牧園不在…


恒例の自己紹介.1人変な格好の人がいますね.










肉12kg!おにぎり100個!野菜たっぷり!





佐々木が早速B4からいじられていました.

















この後,僕はトイレへと消えました.

伊多倉がアメリカの大学に行った
時の写真をみんなで鑑賞中.

えいっえいっ,おー!!











全員で集合写真.きれいな満月でした.

















新メンバーの皆さん,これから宜しくお願いします.



2012年4月5日木曜日

WIRES#014 第二回燃焼試験

宇宙システム研究室 修士1年 加藤です.
今回は本研究室で研究・開発を行っている
有翼ロケット実験機「WIRES」についての報告です.


4/5にWIRES#014の第二回地上燃焼試験を行いました.

WIRES#014は航法誘導制御システムに関する要素研究の
飛行実証を目的としており,北海道大学が研究開発を行なう
CAMUI型ハイブリッドロケットエンジンを搭載しています.

試験の目的は下記の通りです.
・CAMUI型エンジンを実機に搭載しての推力計測
・各構造の強度確認
・燃焼後に回収システムが作動することの確認
・飛行実験に向けた打上げ手順の確認

第一回地上燃焼試験を 2011/02/29 に行いましたが,
燃料供給システムが正常に動作しなかったことや回路の不具合により
異常燃焼および非常系システムの不時動作という結果に終わりました.


今回はそのリベンジです.

場所は福岡県北九州市小倉南区 平尾台の駐車場











ランチャーを組み立て中










管制車内の様子.各班への指示や機体の監視,
エンジン点火等の指令はこちらから行います.












機体の最終チェック












機体をランチャーへ











ランチャー立ち上げ
万が一に備えてランチャーをワイヤーで
地面に固定します.安全第一です.

















セッティング完了!














燃焼開始!想像以上のすごい音です
非常系システムが動作してしまいました













燃焼開始後約1秒間は正常燃焼が見られたのですが,
1秒経過した後に非常系が不時動作し,燃焼停止
および減速シュートの放出が行われてしまいました.

これらの原因を調査したところ,プログラム上のミスが
明らかになってきました.今後アビオニクスに関しては振動試験等を
繰り返し行なうことでシステムの信頼性を確保していきます.

研究室一同,飛行試験に向けて頑張ります!